○イケイケ雑学ポイント
叙述(じょじゅつ)トリック・・・推理小説の手法の一。文章の記述上の仕掛けによって、読者をわざと誤認に導くもの。一般に、記述から想像される人物像や犯人像に関する読者の先入観を欺くものが多い。 大辞泉より引用
俺、高校生なんだけどさ話し手が走っているという先入観、少女漫画のよくあるパターンを利用した叙述トリックですね! なお元のコピペはひき逃げになっているため一部改変してます。
この前の朝毎度のごとく学校遅刻しそうになったから
急いで学校に向かったのね。そしたら
交差点のところで、トーストパン加えた女の子が走ってきて
ドッシーンって感じでぶつかっちゃってさ、なんだよ!
って思ってその子みたら俺と同じ制服着てるわけ。
なんかマンガみたいで戸惑った。
でも現実逃避してる場合じゃないから
急いで乗ってた原付のエンジン止めて駆け寄ったよ。
ある男が宝クジを当ててテレビのインタビューに答えていた。悲しいオチですね……。一応解説すると、男はまだ借金があるというオチです。借金が3億超えるなんて有り得ないという先入観を利用しています。
記者「この3億円をどうしますか」
男「はい。五つの消費者金融の返済にあてようかと。」
記者「なるほど。残りはどうするつもりですか?」
男「はい。あとの所はもうすこし待ってもらおうかと 」
もし大学キャンパス全体が突然無人島にワープしたら文系は何もできないという風に見せかけて、そもそもいなかったというオチです(理系は研究のため夜までいたのでしょう)。
工学部「住むところがいるな。生活必需品も作らなきゃいかん。ものつくりは任せてくれ。」
理学部「ここが宇宙のどこなのか、どういう気候なのか、水質地質、いろいろ調べないといかんな。この島の研究は任せてくれ」
農学部「食料がまずは最優先だ。腹一杯いいもん食わせてやんよ」
医歯薬学部「当分暮らすとなると健康問題が深刻だ。衛生、医療は任せてくれ」
法学部「……」
経済学部「……」
文学部「……」
ワープしたのが夜間だったので、翌朝、空っぽの敷地を眺め呆然としていた。
これは素晴らしい出来だと思います。「この写真の男に何か見覚えはありませんか」
そう言われた写真を受け取る手がかすかに震える。
あや子はその眼を見た瞬間に6年前の忌々しい出来事を思い出していた。
かつては魅力的だとも勘違いしたずる賢い狐のような切れ長の眼、
高校時代の同級生、酒井慎一に間違いない。
今よりも40キロは太っていたあや子が、
卒業直前にひっそりと酒井の机の中に忍ばせたラブレターを
クラスじゅうにさらけ出し笑いものにした男だ。
「どうかいたしましたか」
「あっ、いえ……この人、何したんですか」
「区内で起きている連続コンビニ強盗の犯人です。
逃走に使ったと思われる原付が、まあ盗難車ですけどね、
それがこの辺りで見つかったものですから、目撃情報等あたっている最中です」
何度も同じ説明をしているのだろう、刑事はやや早口で面倒くさそうに説明した。
ケチな男。あや子は写真をまじまじとみつめながら考えた。
こんなにはっきりと顔が映っているのだから放っておいてもすぐに捕まるだろう。
だがこれは酒井に対してささやかな復讐を果たす絶好の機会、逃す手はない。
「見たことある、気がします」
「本当ですか。いつ、どこでですか」
「あの、このあたりでリヤカーを引いて空き缶とかを集めている人たちいますよね。
そういう人たちと一緒にいて、若い人もいるんだなって思ったので覚えているんです」
「そのホームレス連中と一緒にいた若い男がこの写真の男なのですね」
「すごく似ているって気がします。
直接そういう人たちに聞いてまわってみてはどうでしょうか」
「わかりました。ご協力に感謝します」
そう言って足早に去っていく刑事の背を横目で見送りながら、
あや子は思わず呟いた。
「捜査は足で稼げってね。せいぜいがんばって、酒井くん」
ときは8月、黒海沿岸の町。雨にぬれる小さな町は活気がなく、すっかり寂れていた。皆が借金を返したので、活気を取り戻すというオチですが、本来は借金と貸してるお金が同じなので、貧困ではないですよね。
人々は借金を抱えて苦しい生活をしているのだ。
その町へ、一人の旅人がやってきた。そして町に一つしかないホテルに入ると、
受付のカウンターに100ユーロ紙幣を置き、部屋を選ぶために2階へ上がって行った。
ホテルの主人は100ユーロ紙幣をひっつかんで、借金返済のために肉屋へ走った。
肉屋は同じ紙幣を持って養豚業者へ走り、100ユーロの借金を返した。
養豚業者はその紙幣を握ると、つけにしてある餌代と燃料代を払うために販売業者に走った。
販売業者は100ユーロ紙幣を手にすると、この厳しいご時世にもかかわらず、つけでお相手をしてくれる
町の遊女に返そうと彼女のもとに走った。遊女は100ユーロ紙幣を懐にしてホテルに走り、
たびたびカモを連れこんだホテルに借りていた部屋代を返済した。
ホテルの主人は、その100ユーロを受け取ると、紙幣をカウンターの元の位置に置いた。
ちょうどそのとき、部屋をチェックして2階から降りてきた旅人が、どの部屋も気に入らないと云って
100ユーロ紙幣をポケットにしまいこみ、町を出て行った。
誰も稼いでないけど、町中の誰もが借金を返し終わり、町は活気を取り戻した。
てけてけ
がしました