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刑法

六法全書の「六法」って何??


人気記事はこちら!!!


 
 




お疲れ様です。ゆまじんです!
今回も法律シリーズ、六法についてですね!


・法律と言えば六法全書

しかし、聞いたことはあるけど見たことはないという方、結構多いのではないでしょうか?

実物はこちら!
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はい、とてつもなく大きいですね。笑

なんとページ数は6000ページ以上あります😳😳(値段も13000円くらいします)

これではとても持ち運べないので
そのために小型サイズの六法「ポケット六法」(通称:ポケ六)があります!(こちらは2000円ほど)

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ポケット六法(ポケットに入るとは言ってない)です!

この六法全書に載ってるものが六法なんでしょ?
と思ってしまいそうですが、六法全書には様々な法令が載っています!

○イケイケ雑学ポイント
法令とは法律と命令(政令、省令など)をあわせたもの。

・六法とは
六法とはその名の通り六つの法律のことを指します。
これはかの有名なナポレオンが制定したナポレオン5法典を基にしています。そこに憲法を追加して六法というわけですね。


六法は日本における主要な法律で、その中身は

「憲法」
「民法」
「商法」
「刑法」
「民事訴訟法」
「刑事訴訟法」の6つです。

見慣れた法律もいくつかあるのではないでしょうか?

順番に解説していきます。
全てを詳しく解説すると非常に長くなってしまうため今回は簡潔にいきます。
また後日焦点を絞って紹介できればと思います。

・憲法
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皆さんご存知の日本国憲法ですね。

国家権力に対して制限をかけ国民の人権を保障するもので、国の統治の規範や国民の権利を定めています。

○イケイケ雑学ポイント
憲法は最高法規・・・全ての法律は憲法に違反しないように作られるため、憲法はあらゆる法律より優先されます。そのため憲法は法律ではなく法と呼ばれる。

中学生の時に習った三大原則も憲法のものです。
・国民主権
国の政治を決めるのは国民であるということが憲法前文に定められています。ちなみに以前は天皇主権でした。

・基本的人権の尊重
人が生まれながらに持っている人らしく生きる権利は尊重されなければならないということが定められています。

・平和主義
9条に定められている戦争の放棄です。

・民法
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その名の通り、民のための法律です。
難しい言い方をすると私人間の法律です。

個人と個人の間の法律であるため、日常生活での行為は全て民法に定められています。
馴染み深いものは、契約や婚姻、相続についてですね。

民法にも三原則があります。
  • 私的自治の原則・・・私人間の契約内容は自由に決められる。
  • 所有権絶対の原則・・・所有権は絶対の権利で、簡単に言うと、自分のものは自分のものということです。
  • 権利能力絶対の原則・・・誰しも権利義務の主体になれる。つまり、性別や職業にかかわらず、全ての人は契約などの権利を持つということです。
・商法
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まず商法は民法の特別法です。

例えば個人でお金を貸し借りするのと、金融機関からお金を借りるのでは、利率など全く違いますよね?
※民法大改正により、商事法定利率(商売によって生じる利率)が廃止され民法の利率が適用されるそうです。 2019年12月現在追記

このようにある法律で定められていることを、より特定して定めたものが特別法です。

そのため商人同士の取引においては、民法より商法が優先します。

これが一般法と特別法の関係です。

話しが逸れてしまいましたが、商法には商人の営業、商行為についてなど、商売についての法律が定められています。

ちなみに、商法はほとんどの法学徒が苦手な法律です。笑

それも当然で、主体的に商売をしたことがないのですからね。

「一度会社で働いてから商法を学んだ学生は、とても面白いと言っていた」と教えてくれた教授の言葉を今でも覚えています。私はもう商法は勉強したくありませんが……笑

•刑法
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刑法は学生時代、私の専門分野でした(専門とは言ってない)

刑法は犯罪と刑罰について規定しています。(犯罪の定義は後日)

民法が人と人の法律であるのに対して
刑法は国家と人の法律です。

つまり、犯罪を犯したものは国家によって裁かれるという関係です。民法が横の関係であったことに反して、上下の関係ですね。

何が犯罪で、どのような裁きを受けるかということが刑法に載っていますが

もし刑法がなければ、国の気分次第で犯罪者になってしまう訳です。

○イケイケ雑学ポイント
これは罪刑法定主義という大原則で、憲法に規定されています。

・民事訴訟法、刑事訴訟法
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訴訟とは裁判のことで、
民法を実現させるための裁判を民事訴訟法
刑法を実現させるための裁判を刑事訴訟法で定めています。

当然ですが、民法と刑法では裁判の方法が違います。

例えば
民法は、民と民の裁判のためお互い納得すれば和解があります

刑法には和解はありません。(刑法の関係は国と人ですから当たり前ですよね)

少し考えれば、裁判の違いも想像できると思います。

貸したお金が返ってこない。
使用期間が終わったのに土地から退去しない。
離婚したい。
などは全部民事訴訟で、

お金を盗んだ。
人を傷つけた。
詐欺をした。
などが刑事訴訟です。


少し難しい話しでしたが今回はここまでです。
なるべく噛み砕いたつもりですが、いかがでしたか?
この法律をもっと詳しく知りたい!などありましたらコメントください😊(商法だけはやめてください)





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おふざけのつもりが実は犯罪!?〜軽犯罪について〜


   どうも!ゆまじんです!ここ数日ですっかり涼しくなり秋の訪れを肌で 実感できるようになりましたね😊
    秋といえば食欲の秋、行楽の秋など様々な活動を楽しめる季節ですが、友人たちと出かけると楽しさのあまり、つい悪ふざけをしてしまうことありませんか??  

  実は、悪ふざけも度を越すと軽犯罪という犯罪に該当する可能性があることをご存知でしょうか?🤫🤫

    法学部を卒業した筆者が、法学徒の端くれとして、今日は軽犯罪をいくつか紹介します!!


軽犯罪とは、刑法の一つである軽犯罪法に規定され、第1条は1項から34項(第1条20項は削除)まであり、現在は33個もの行為が罪として定められています!
第1条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。(軽犯罪法1条より引用)
    第1条の条文です。この左の各号というものが34項まであり、いくつか紹介していきたいと思います。

○イケイケ雑学ポイント 
  • 拘留・・・1日以上30日未満の刑事施設での拘束(自由刑)。⇔禁錮
  • 科料・・・1000円以上1万円未満の金銭の徴収(財産刑)。⇔罰金


立ち小便、みんなですれば怖くない!?答えはNO!IMG_2491

    まず一つ目は、男性なら多くの人が経験ある立ち小便。流石に成人後にしたことがある人は少ないでしょうが、軽犯罪にあたる可能性があります!条文がこちら↓
街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者 (軽犯罪法第1条26項より引用)
   自分の家の壁に立ち小便されたら嫌ですよね笑
   今はコンビニやスーパーなど近くにトイレがあることが多いので、尿意を催したり、たんつばを吐き出してしまいたい場合は、すぐにコンビニなどに駆け込みましょう💨💨



②廃墟なら 人もいないし 大丈夫? じゃない!IMG_2493

季語がないので俳句になってませんね😔
    二つ目は、廃墟に侵入する行為ですね。住宅や看守されている邸宅に侵入した場合は、不法侵入罪が成立することは誰もが分かることですが、廃墟の場合はどうでしょう? 条文はこちら↓
人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に正当な理由がなくてひそんでいた者(軽犯罪法第1条1項目より引用)
    もちろん軽犯罪に該当するようですね!


    これは廃墟に侵入する行為そのものが罰せられるというよりも、人の目が届かない場所で犯罪が起きないように抑止している効果もあると思います。
    廃墟に侵入したら逃走中の犯罪者が隠れていた!なんてこともありますからね👻👻👻
「君子危うきに近寄らず」ですよ!!!



③急いでるから許して!急いでるのはみんな同じですよ😡IMG_2489

    最後は割り込みです。自分は「横入り」とつい言ってしまうのですが、方言らしいですね🤫🤫条文はこちら↓
公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待っている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者(軽犯罪法第1条13項より引用)
    何やら難しいことが書いてあるように見えますが、要するに「電車を待っている人やチケット購入の列などに乱暴に割り込むこと」です。
    自分のことばかり考えていると割り込んでしまうのかもしれませんが、好きで待ってる人などいませんよね🤔待っている時間が苦痛なのはみな同じです。しっかり後ろに並びましょう😊



※ちなみに軽犯罪法は必ずしも適用される訳ではなく、条文にその制限が定めらています。
この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用 するようなことがあつてはならない。(軽犯罪法第4条より引用)
​    ここでいう本来の目的​とは、日常生活において国民が守るべき道徳をこの法律により維持することです。これを無視して、特定の国民を処罰するためにこの法律を適用することは許されないということが4条で規定されています。

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    いかがでしたでしょうか??
    これから過ごしやすい季節になりましたが、う  っかり羽目を外しすぎて、軽犯罪法で拘留されないように、節度と道徳を持って楽しく過ごせたらないいなあと思っています😊😊笑

それではまた次回👋👋

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