どうも!秋になると、どうもセンチメンタルな気分になってしまうゆまじんです🍁
    布団に入っても思案が止まず、なかなか眠れずに夜更かししてしまいます😔

「明けたかと 思ふ夜長の 月明かり」夏目漱石

    この句を見ると、漱石もまたセンチメンタルになっていたのかなあ、なんて思います笑

    さて今日は、そんな眠れない秋の夜長に聴きたいアーティスト、amazarashiを紹介したいと思います!!
    amazarashiのキャッチコピーの一つに
「歌詞を見ながら聴きたい曲が、いまいくつあるだろう」とありますが、本当にamazarashiの魅力は歌詞にあると思います!
    
    ポエトリーリーディングと呼ばれる詩の朗読から小説のような物語調の歌詞まで幅広いです。

○イケイケ雑学ポイント
  • リリシスト・・・リリック(歌詞)の表現が優れているアーティスト。HIP HOP用語ですが、amazarashiもHIP HOPに通ずるところがあると思いこの言葉を使いました。

    今回は歌詞を抜粋して、そこからamazarashiの魅力をお伝えしたいと思います!!



  • 空洞空洞
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 空っぽな奴ほど詩を書きたがる ほんとそうだよな ほんとそうだよな 傷ついたなんて言わないぜ けど痛くないわけじゃないよ 優しい人なんていないぜ 武装解除しただけ空洞空洞
(作詞作曲:秋田ひろむ 空洞空洞 より引用)
    私はこの歌詞を初めて聴いた時、ハッとしました笑
    自分は空っぽなんだと、そしてそれを埋めるために詩を作るのだと、何もない人間にもできる唯一の自己表現、それが詩​なんだとしみじみ思います。

  「優しい人なんていないぜ」からの歌詞も自分のことを言ってるように感じてしまいました。
私はあまり怒らず、理不尽も受け入れる方なので人から「優しい」と言われることもありますが、それは誤った解釈です。

    例えば小学生の頃、先生が怒ると教室全体が嫌な空気に包まれましたよね。
    私は人が怒ったときのあの空気がとても苦痛で、何か取り返しのつかないことが起こるのではないかと常に不安でした。その結果、私は本気で人に怒ることはなく、それを「優しい」と勘違いする人もいるのでしょうが、これは「優しい」のではなく、人と争うこと、本気でぶつかり合うことから逃げたんです。まさに武装解除ですよね。まるで自分のことを言い当てられてるような、他人が書いたとは思えない歌詞です😳😳😳

  • 終わりで始まり
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    月並みですが、別れは新たな出会いの始まりで、雨の終わりは晴れの始まりで、今日の終わりは明日の始まりなのです。この曲は、何かの終わりは何かの始まりだからそこで負けてはいけないよと励ましてくれる曲です。
この世界はそれほど綺麗なもんじゃないけどさ そんなに急いで出て行く事は無いじゃないか 僕等の期待を世界はよく裏切るけれど 期待していなかった喜びに時々出会えるんだ
裏切られた事に胸をはるんだ 信じようとした証拠なんだ 疑った分だけ損したんだ「傷ついた」なんて言いたかねぇや だから
この先何があったって僕らは 振り向かずに走って生きたい
つまずいた昨日も助走だったと 言い張るため走って生きたい
それだけで 僕等の笑えない思い出も ただの笑い話になるんだ
(作詞作曲:秋田ひろむ 終わりで始まり より引用)
    彼女の浮気、親友の裏切り、他人事のように思っていたことが、突然自分の身に降りかかることがあります。amazarashiはそれに対して、ここは綺麗なことばかりの世界ではないけど、もうちょっといてみようよと語りかけてくれています。
    裏切られるのと同じように、期待していなかった出会いもあります。私もそうでした。本当に人生は何があるかわからないから面白いんですよね🤔

    たとえ誰かに裏切られたとしても、信じようとした自分をまずは、泣きながらでもいいので、褒めてあげましょう。
    そして、そのあとは涙枯れるまで、何かに夢中になってみてください。悲しみが胸に残るなら、それを原動力に、とにかく突き進む。そうすれば、いつかきっと笑い話になります。
これはそんな素敵な歌詞です。

  • 僕が死のうと思ったのは    
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    この曲はamazarashiが中島美嘉さんに楽曲提供し、後にamazarashiの楽曲としても発売されたと記憶しております。

    タイトルだけ見ると暗い曲のように見えますが、最初から最後まで聴き終えると、amazarashiの根本である「人間賛歌」を心に打ち付けられます。
    歌詞を聴くにつれて、こちらの感情が陰から光、死から生へと移り変わる様を是非体感して欲しいので、歌詞の抜粋は一行に留めさせて頂きます🤭🤭
死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから
(作詞作曲:秋田ひろむ 僕が死のうと思ったのは より引用)
    自分が落ち込んだ時はこの言葉を思い出します。悩んでいるのは、それだけ真面目に向き合っているのだと、それだけでどこか救われた気がします。
    悩みが多いほど、生きる事に真面目で、悩みが少ない人は不真面目なのです。真面目と不真面目を比べると、我々は真面目の方がいいと教えられてきましたが、生き方に正解はなく、偉そうにどちらが良いなどとは誰にも言えないのです。
    極端な例ですが、不真面目すぎて犯罪に手を染める人もいれば、真面目すぎて自殺してしまう人もいます。無理に自分を縛る必要はありません。少しだけ、力を抜いて生きてみようかなと思わせてくれる歌詞です。

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    いかがでしたでしょうか?amazarashiのHPを載せておきますので、気になった方は是非聞いてみてください。今回紹介したもの以外も、本当に全曲が素晴らしいです!

それではまた👋